2018年10月15日月曜日

たかお部長入院の日

 朝から入院の手続きもあり、目が覚めてからマイを学校へ送り出すと、慌ただしく入院の準備をしました。 私はマイの出産の折りの入院経験だけです。 その時のことを思い出しながら、必要と思うもの、事前に病院から指示されているものなど、日常生活のための品々を用意しました。

 流石のたかお部長も入院となると落ち着かない様子で、特に何をするでもなく、ソファに座ってお茶ばかり飲んでおられます。 電話で呼んでおいたタクシーが到着したらしく表でクラクション音が聞こえました。 玄関の扉を開けると、運転手の方の「お迎えに上がりました。」との挨拶に、「ご苦労様です。」と答えて、たかお部長の手を引き、玄関先に用意したボストンバック、それにハンドバッグを持ちタクシーに向かいました。 たかお部長とボストンバッグをシートに押し込むと玄関のカギを掛け、私もタクシーに乗り込みました。 運転手さんに行先の病院を告げると、「入院ですか?」と聞かれ、「はい。」と答えると、「大変ですね。頑張ってください。」と優しい言葉を戴きました。 「ありがとうございます。」とお礼を言いつつ車は病院へ向かいました。

 病院に到着すると、何故かいつもと違う緊張感を感じてしまいます。 ボストンバッグを提げ、エスカレータで入院受付に寄りました。 手続きを済ませると、年配の女性に連れられ入院する病棟、病室に案内されました。 清潔感のある個室で、洗面台やトイレがついていました。 部屋で待つと担当の看護婦さんが来られ、明日の手術までの大まかな予定や病室の使い方を説明してくださいました。

 明日の手術のため、今日の昼食で食事は終わり、胃や腸を空っぽにするために夕食は食べてはいけないとの説明でした。 それでも、腸には食べたものが残るので夕刻に下剤を飲み、深夜に浣腸して全てのものを出してしまうということでした。 昼食が終わるまで私も病室に居る様にし、また夕方に来ることにしました。

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